2013年1月12日土曜日

捨:理性(viññū)と悟り(苦の滅尽)

2012.12.16(日)
日本テーラワーダ仏教協会の関西月例冥想会(三田:マーヤーデービー精舎)にて
アルボムッレ・スマナサーラ長老に捨-Upekkhāと理性の関係に付いて質問をさせて頂きました。

<質問2>
「心の揺れを捨てる。」事は、理性ですか。

<回答>
理性とは、パーリ語でviññū(知的な、賢い)の事。
心の揺れを捨てる事は、理性の一部。

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国語辞書より、

理性とは、
本能や感情に支配されず、
道理に基づいて、
冷静に思考し、
冷静に判断する、能力。

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所感

理性で、言う
「本能や感情に支配されず」を、
実践するには、
「心の揺れを捨てる」と言うこと。

仏道は、簡単に言うと
心の揺れを捨てて、禅定に達して、発見して、悟りを得る=苦の滅尽
である。
理性も、心の揺れを捨てて、感情や本能に支配されず、冷静に思考し、冷静に判断する。

<結果>
理性を習得出来無い人は、悟る事も出来無い。
と個人的には、思います。

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