2012年1月21日土曜日

仏教を学ぶ上で注意する事

・理性で、説法の内容を分析する事。
(明晰に理解していないのに、他人の話を、すぐに信じてしまうことは愚かである)
・自分が実践していない事を、他人に説いてはいけない。
・物知り屋だと他人に褒めて貰いたくて学んではいけない。
・只の知識欲に刺激を与える為に学んではいけない。

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プッタタート比丘(三蔵の中のダイヤモンド)より抜粋
http://space.geocities.jp/tammashart/book-sanzou.html

「カーラーマ経」には、仏教を信奉する上での自由が述べられています。
(1)長く言い伝えて来たからといって信じてはいけ無い。
(2)長く伝承されてきたからといって信じてはいけ無い。
(3)評判になっているからといって信じてはいけ無い。
(4)教本の中にあるからといって信じてはいけ無い。
(5)誰かの教えが論理的に正しくても、その理論自体が誤りであったり、理論の用い方が誤っている事もあるので、直ぐには信じてはいけ無い。
(6)意味的に理論に合っているからといって信じてはいけ無い。
(7)常識と呼ばれる気軽に考える習慣に従って信じてはいけ無い。
(8)自分の見解に耐えられるからといって信じてはいけ無い。
(9)話す人の言葉や態度が信頼できそうだからといって信じてはいけ無い。
(10)話しているサマナ(出家)が自分の先生でも信じてはいけ無い。

これを良く理解して、いま挙げた十の理由で、簡単に信じてしまわ無い様にして下さい。
しかし、ここで申し上げたいのは、ブッダは、先に挙げた十種類の物に関わるなと禁じてはいません。
十分熟慮する資料として、話を聞いてもいいし、噂を聞いてもいいのです。
しかし直ぐには信じ無いで、それで
苦を無くす事が出来るかどうか熟慮して、
もし苦しみが無くなりそうなら、取りあえず実践してみて、
真実である事が証明されてから、
それから信じなさいと教えています。

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